最近のアプリでは味わえない面白さは本当か「リュートピア」を実際にプレイして検証!
>>リュートピアのプレイレポートを見る!
停滞から衰退へ
イマカラさん
ゲームとしてはブラウザ三国志時代に開発されているため現在の視点で見れば非常に古臭く、当時のブラウザゲームの問題点を解決しないまま抱え込んでいる。時間を費やせる廃人が圧倒的に有利であることと、複数アカウントの弊害が甚大であること。
ゲームとしては当時としては面白い方で、パターンの決まったNPC戦闘ではパズル的な楽しさがあった。しかし対プレイヤー戦となると眠らない、席を離れないというプレイヤー自身の消耗戦になってしまう。不毛。
また長期間ゲームが続いているため、ゲームでもっとも重要な司令官はどのサーバーにいっても圧倒的な差があり、NPCもそれに合わせて強化されているため手詰まりになる。今年、TSUTAYAオンラインゲームで新規ゲームとして提供されたが、いきなりその難易度であり、しかも課金しようが得られる司令官がほとんど役立たずだったため瞬く間にプレイヤーが消滅して、アクティブ30人という惨状になった。
またゲームの醍醐味は連合対連合。しかし対プレイヤーだけに全体チャットでの罵詈雑言や、ストーカーまがいの粘着、複数アカウントを使ったスパイを潜入させた不正行為が横行している。これに対して運営は何も対処せず、むしろサーバー統合時に一人で複数アカウントを持つことを公認してしまった。
今はゲームも停滞期を通り越して衰退期に入り、いつもの面々が全体チャットを占拠して慣れ合ったり、煽ったりしながら人間関係でしがみついている状態。運営の更新も月に一回あるいつもと変わらないイベント以外はガチャを更新するだけで、それも少しずつ渋くなってきている。
総評としては、ゲーム登場時点ではブラウザ三国志の基本デザインを踏襲しつつ、独自の要素をSF風に導入した点で非常に優秀なゲームだったと思う。ただ、一定の客を獲得した後は閉じこもってマイナーチェンジしかせず、淘汰も改善もなく単なる遺物になってしまった。
プレイヤーがたくさんいるからこそ楽しめるゲームシステムなのに、肝心のプレイヤー減少に歯止めがかからない。しかもシーズン更新の度に継続しないと心血をこめた司令官などが完全に消滅する仕様のため、一度去っただけで全てを失ったプレイヤーはほとんどが戻ってくることはない。
ただ、ブラウザゲームがブームだった当時の記憶を懐かしむか、見学気分で参加してみるのもいいだろう。
プレイ期間:1年以上2015/09/13
ブラウザ銀河大戦を閲覧したユーザーは以下もチェックしています!