素材はいいんです

サクセスが展開する、画像投稿シミュレーションRPG『英雄クロニクル』と同じ世界観を持った姉妹作品として期待していたのですが、ふたを開けてみたら・・・・。

よい点
●画像をアップロードして、登録するだけで自分のキャラクターが作れるところ。絵が描けない方なら、公式ジェネレーターや、ゲーム内のギャラリー画像を利用して登録することも可能。（「キャラクターなんとか機」などの同人ツール系は、著作権者明記が必要。）

●転生することで、自キャラは強くなれる。習得した上位スキルも転生しても使えるので、下位スキルから覚えなおす必要なし。

悪い点
●GMOアプリクラウドを使っているため、サーバーが重い。場面切り替えも時間がかかりすぎる。文字入力もしづらい。BGMの切り替えも時間がかかる。

●マスクデータのために、スキルの効果、敵モンスターのパラメーターや属性も不明確のまま。

●シーズン制にしているため、イベントも使い回しが多い。第2期で終了したイベントを第3期でも同じイベントを開催したため、ユーザーはドッチラケ。
公式ブログで「『英雄RPG』は基本的に歴史がループする世界設定となっておりますので、世界の書のストーリー同様、大筋では同じ流れとなります。」という、見苦しい言い訳をしていた。

●公式キャラジェネレーターの衣装の種類が少なめ。新規画像の更新がなく、放置状態のままだったのも不満でした。

まとめ。
画像投稿型RPGとしてアイデアとして良かったものの、2016年8月いっぱいでサービス終了することになったようです。これから実装予定だったサブシナリオ、モンスター図鑑、ギルドも最後まで未実装のままでした。思い入れの強い作品だったのにこのような形で終わってしまうのは、非常に残念でなりません。

一応本サービス開始とはなっているが、ライブ感溢れる修正が相次いでいる現状はβテスト以下である。
また、定期的にリセットが行われる予定なので、課金は様子を見て決めた方がいいだろう。

キャラをイラストとテキストで表現するPBWに似た印象のゲームであるが、比較して特徴的な点として
・自作絵が使える
・装備やスキル名も好きに変えられる
等、キャラ作成の自由度が高い部分があげられる。
ただしゲームバランスが悪い為、能力的には結局似たような構築になりがちなのが難点。
名前を変えないとむしろ自由度は低いので注意すべし。

子供の頃にオリキャラ設定をノートに書いた経験がある人もいるだろう。
ゲームとしては厳しい出来だが、そういうのが好きな人にはお勧め。